人間ドック・健康診断コラム

生活習慣病は一次予防が重要! 健康診断の活用

生活習慣病は一次予防が重要! 健康診断の活用

監修:健診プラザ日本橋

予防医学で使用される「一次予防」という言葉をご存知でしょうか。一次予防は特に近年、生活習慣病を防ぐために効果がある考え方だと言われています。一次予防と生活習慣病、そして健康診断の関係について解説します。

一次予防とは

一次予防とは疾患の発生を未然に防ぎ、健康増進を目指す行為を表す言葉です。

そもそも医学には病気にかかったときに治療を行う「治療医学」と、病気にならないようにする「予防医学」があります。

一次予防とは、その予防医学の中の1つです。ほかに、病気の早期発見や早期対処を行う二次予防、重症化した人が社会復帰のためにリハビリテーションなどを行うことを指す三次予防もあります。
一次予防はこれらの中で最も初期に行うべき予防方法になります。

一次予防が重視される理由

一次予防が対象とするのは健康を志向するすべての方々です。そして、特に日本でその重要性が注目されるようになったのは、生活習慣病の増加が顕著になってからでした。

糖尿病、高血圧症、脂質異常症、肥満、心臓病、脳卒中などを含む生活習慣病は、その名のとおり、普段の生活習慣が原因となって発症し、進行していく病気です。

一方、一次予防には生活習慣や生活環境を改善して健康増進を図るという考え方があるので、一次予防が生活習慣病の予防に役立つということが注目されるようになりました。

また生活習慣とは成人だけのものではなく、幼少時からの発達段階に応じた習慣がベースになっています。幼い頃から生活習慣について意識し、学び、そのことによって大人になっても生活の質を維持していくことが大事だという考えが浸透しつつあるのです。

さらに、日本では年々高齢化が進んでおり、このままいくと2025年には寝たきりの高齢者が、予備軍も含めて490万人にもなると言われています。「病気になってから」、「寝たきりになってから」治療をするのではなく、その状態になる前に予防をしようと、第一次予防がすすめられています。

一次予防の方法

一次予防は健康増進、疾病予防、特殊予防の3つに分けられます。

生活習慣病に関わるのは主に健康増進の部分です。健康増進のためには生活習慣の改善、生活環境の改善、健康教育によって健康な生活を過ごすことが重要とされます。

具体的には、栄養バランスのとれた食生活、適度な運動と休養、適正な飲酒、禁煙、ストレス解消などが挙げられます。

ちなみに、疾病予防とは予防接種や不衛生な環境を改善することによる感染症予防のことを指します。特殊予防には職場や学校、家庭などにおける事故防止、職業病対策、公害防止対策などがあります。

一次予防の効果を確かめるには


一次予防を意識し、生活の質を向上させることは、生活習慣病の予防へと繋がります。しかし、生活習慣の改善というのは小さなことの積み重ねであるため、実際に健康のために役立っているのか分かりづらく、効果を実感しづらいという問題があります。

その効果を確かめるには、予防医学でいうところの二次予防の実践が役立ちます。二次予防とは疾患の早期発見のための健康診断や人間ドックを受けて、健康状態をチェックすることです。

一次予防は、それを行えば100%生活習慣病にかからないわけではなく、リスクをできる限り軽減するためのものです。一次予防に加えて二次予防を行うことで、さらに生活習慣病のリスク管理ができるようになるのです。

生活習慣病のリスクを減らすには、一次予防をしっかりと行い、その効果を確認するために定期的に健康診断を受けることが効果的です。まずは生活習慣を見直すところから始めてみましょう。

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