人間ドック・健康診断コラム

脳血管疾患の原因とは? 危険因子となる生活習慣

脳血管疾患の原因とは? 危険因子となる生活習慣

監修:健診プラザ日本橋

数年以上にわたって日本人の死因の上位に入る脳血管疾患は、いわゆる突然死を招いたり、一命をとりとめても手足の麻痺などの後遺症を残したりすることもある恐ろしい病気です。なぜ脳血管疾患になるのか、その原因や危険因子について解説します。

脳血管疾患とは

脳血管疾患とは、脳の血管に異常が起きることで脳細胞に障害が現れる病気の総称です。

脳血管疾患にはさまざまなタイプがあり、中でも多いのが脳卒中です。脳卒中もまた総称となる言葉で、主なものとしては脳内の血管が破れて出血する「脳出血」、脳の表面を覆う膜のひとつである「くも膜」の下に出血が生じる「くも膜下出血」、頭の中の血管が詰まって血が流れなくなる「脳梗塞」があります。
また、出血するタイプを出血性脳血管疾患、血管が詰まるタイプを虚血性脳血管障害と分類することもできます。

脳血管疾患の原因

脳血管疾患につながる健康上の原因には、さまざまなものがあります。特に注意したいのは動脈硬化で、高血圧、高血糖、脂質異常などによって進行します。中でも、内臓脂肪が蓄積した内臓脂肪型肥満に、高血圧・高血糖・脂質異常症のうち2つ以上の症状が重なっている状態はメタボリックシンドロームと呼ばれ、動脈硬化から脳血管疾患に至りやすい危険な状態だといわれています。

危険な生活習慣

脳血管疾患は、生活習慣に危険因子が潜む生活習慣病のひとつです。生活習慣を改善することで、危険因子を減らすことができます。特に気をつけたい危険な生活習慣は、次のようなものです。

過剰な塩分摂取

過剰な塩分摂取で問題となるのが、血圧の上昇です。体内に塩分が増えると、正常な濃度を保とうとして、血液の全体量が増えるメカニズムが働きます。すると、血管に強い圧力がかかって血圧が上昇します。外食を中心にした現代の食事は、もともと塩分が多すぎると言われるので、意識して塩分を減らすことが必要です。

コレステロールの多い食事

血液中に悪玉コレステロールとされるLDLコレステロールが増加すると、血管内に残存、付着して動脈硬化の引き金となります。食材によっては、コレステロール含有量が多いものがあり、主な例として、、すじこ、いくら、数の子などの卵類、フォアグラ、あん肝、レバーなどの内臓類、イカ、タコ、エビ類、魚の干物などの魚介類は高コレステロール食品とされます。
また、材料に卵やバターを多く使っている菓子類も重量に対して含有するコレステロールが高くなりやすいため、食べる量や頻度に気を付けることが必要です。

運動不足

運動不足によって体脂肪が蓄積されて肥満が進むと、前述のメタボリックシンドロームが懸念されるようになります。適度な運動は骨や筋肉の強化、脂肪の燃焼を促し、高血圧や高血糖に対する予防と改善効果を生みます。
脳血管疾患ならびに、その引き金となりやすいメタボリックシンドロームを予防するためにも、運動不足を改め、ランニングやウォーキングなどの運動を習慣づけましょう。

高血圧や糖尿病、肥満などの徴候がある方は、特に脳血管疾患に気をつけてください。食事や毎日の内容に改めるべきポイントはないか、自分の生活習慣を見直すことから始めましょう。

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