人間ドック・健康診断コラム

バリウム検査とは? 検査でわかる病気と受けるときの注意点

バリウム検査とは? 検査でわかる病気と受けるときの注意点

監修:健診プラザ日本橋

会社などで行う健康診断に組み込まれていることが多いバリウム検査。発泡剤(炭酸)やバリウムを飲む準備が必要なため、人によっては負担となる検査ですが、そもそも何のために受ける、どのような検査なのでしょうか。バリウム検査の概要と注意点を説明します。

バリウム検査とは

バリウム検査とは、バリウム(造影剤)を飲んで発泡剤(炭酸)で胃を膨らませ、X線(レントゲン)を連続的に照射しながら撮影する検査です。、食道、胃、十二指腸の病変をチェックします。正式には「上部消化管X線検査」と言います。

検査では、最初にバリウムをすべて飲んでから指示に従って検査台の上で体の向きを変えつつ撮影するケース、または検査台の上で体の向きを変えたり台を動かすたびに少しずつバリウムを飲んで撮影をしていくケースなどがあります。前者は健康診断など人数をこなす場合の撮影方法で、撮影時間は3分程度、後者は人間ドックなどでの撮影方法で、撮影時間は7分程度かかります。

検査でわかる病気

バリウム検査の主な目的は食道、胃、十二指腸の疾患早期発見です。バリウムが粘膜の表面を滑り落ちていく様子を撮影すると、ポリープ、隆起、陥凹などの有無を捉えることができます。

同じように、胃や十二指腸に潰瘍ができていないかもチェックできます。潰瘍とは組織の深い欠損のことですが、胃などの壁に潰瘍があるとそこにバリウムが入り込んで、壁から飛び出したような画像(ニッシェ)が得られます。また、粘膜のひだが集中している様子(レリーフ集中)が認められることもあり、これは胃潰瘍が治癒した痕跡、またはまれに悪性腫瘍によるものである可能性があります。

このほか、急性胃炎や慢性胃炎が疑われることもあります。胃炎自体はそれほど心配するものではありませんが、とくに慢性胃炎の場合は胃内がピロリ菌に感染していることが考えられます。その場合、がんにかかる確率が高くなるので、ピロリ菌検査、除菌などを行うことが推奨されます。

バリウム検査を受ける際の注意点

まず、アルコール類は2日前から飲まないようにします。検査日前日の夕食は午後8時までにすませること。撮影時、胃に食べ物が残っていると検査ができなくなるので、食事の内容も消化の良いものにします。以降は飲食禁止、水のみOKです。検診当日の朝は何も食べないこと。検査時間3時間前からは水分摂取禁止(原則、胃部撮影前に少量の飲水は撮影の精度的に推奨されています)、ガムや喫煙も控えてください。タバコを吸うと胃が刺激されて胃液が分泌され、バリウムを飲んだときに食べ物と勘違いして胃が働き、腸へと押し出そうとしてしまいます。

検査終了後はコップ2杯程度の水を飲み、30分ほど時間を置いて下剤を飲みます。バリウムは必ず排出する必要があります。下剤の効果は通常、4~5時間で出ますが、夕方までに便が出ない場合は2回目の下剤を飲みます。完全にバリウムを出し切れるのは翌日です。便の色が白からいつもの茶色に変わればOKです。アルコールはバリウムを体内で固まりやすくするので、排出されるまで控えます。

内視鏡検査との組み合わせ

いわゆる胃カメラを使う内視鏡検査は、食道、胃、十二指腸の状態を体の内部から詳細に調べることができます。ただし、スコープを挿れることに苦痛を感じる人もいます。バリウム検査もバリウムを飲むのが苦手、発泡剤を飲んでゲップを我慢するのが苦しいという人はいますが、全体的に内視鏡検査よりも負担が少ないといえます。

バリウム検査と内視鏡検査の2つを組み合わせることで段階的で精密な検査を行うことができます。ただし、内視鏡検査も、最近は麻酔や鎮静剤を使うことでラクに受けられるようになっています。健康診断でバリウム検査をするのが嫌だという人は、逆に最初から内視鏡検査で詳しく調べてもらうのも一つの選択です。

いずれにしろ、バリウム検査は胃がんの早期発見のための有効な手段の一つです。胃などの状態をチェックするために、40歳を過ぎたら1、2年に一度程度、定期的に受診することを考えてください。

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